拝啓 春色とみに濃くなり、寒さも彼岸までの今日この
頃、皆様方にはお変わりなくご清福の日々をお過ごしのこ
とと存じます。
平素は何かと当教室に格別のご協心を頂き有難うござい
ます。
ご連絡が遅れましたが、昨年の九月より、当教室の井上
空咲さんに、勉強を兼ねて私のお手伝いをして頂いており
ました。
この度、ご本人空咲さんが指導者として自立を希望され
ましたので、この機会に当教室を4月1日より引き継いで
戴く事をお願いした所、了承を得ましたので、茲にご報告
申し上げますと共に、保護者の皆様方には、何卒ご了承下
さいます様お願い申し上げます。
井上空咲さんの書歴は別紙の通りで、昨年、私も所属し
ております東洋書芸院の理事に就任され、人格・見識・技
量共に申し分無き方です。
私も時間の許す限り、顧問として教室に居ります。私同
様、井上空咲さんをよろしくお引き立て下さる様お願い申
し上げます。
時節柄、くれぐれもご自愛ください。
敬具
平成28年3月吉日
書芸研究 墨空会
畠 之空